真珠、パールの選び方

…知りたい人だけに、語ると長くなる…

  ~真珠が大好きなパールズホワイトの薀蓄(うんちく)色々~

古代より人々を魅了し続けてきた宝石、真珠。

ときに魔よけのお守りとして、ときに権力の象徴として。そして近世では女性の美しさを表現する多彩なアイテムとして、

真珠は長い間を貴重なものとして崇められてきました。

 

今、真珠と銘打って売られているモノの中には ”丸くて傷がなければ真珠” という薄巻の低品位の真珠もあります。

聞こえの良い名前を付けて売られている真珠があっても、必ずしも高品質であるとは限らない ということも。

 

『 真珠が手に入りやすい時代だからこそ、ちゃんと選んでいただきたい 』

 

横並びでパールの首元を比較したときに ちょっと恥をかきたくないわ と思うのが人情です。

とりあえず冠婚葬祭用に形だけでも1本あればよい そういう方もいらっしゃるでしょうけれども

ほとんどの方は 「どうせ買うなら良いものを」 とお考えでしょう ただし 「できればお手頃に」と。 


では実際にはどんな選び方がよいのでしょう?

真珠のネックレスの選び方・良い真珠の見分け方」 とは?

 

フォーマル用のネックレスに限らず、あらゆるシーンで使われることを想定して、

その場にふさわしい真珠の選び方というのもあります。

真珠の使い方も選び方にもTPOがあるのです。

 

…たとえば

「完璧なものじゃなくてもいいの?」 「傷があるけどいいの?」 … 両方、YES!!です。

 

外的な傷のことではありません。この場合の傷とは真珠の形成の途中でできたシワやエクボのことをさして言っています。

そのうえで 将来悪くなる可能性のない傷であれば、傷もまた個性、バロック(変形真珠)もまた個性です。 

それらを踏まえたうえで、「輝きのある真珠を選ぶ」 ことが最も重要かと思います。

 真円だけが真珠のすべてではありません。

お客様の用途や好みに合わせた真珠をご提案させていただきます。

●真珠の評価●

真珠は〔大きさ〕〔形〕〔輝き〕〔連相〕の総合で評価されます。

全てがパーフェクトな真珠は価格も高くなります。価格と評価は連動してはいますが、

〔輝き が強くても 〔形 が変形だと 極端にお安くなる場合があります。

逆に〔形が丸く傷けがない だけで高く評価されることがあったりもするのです。

よって、TPOも合わせて ”自分にとっての評価軸” を持つことが大切となります。

 

パールズホワイトは特に「輝き」を重視します。

稜柱層という貝殻成分が表面に出ていない(悪くなる傷ではない)こと。自然な状態で穴が開いていないこと。加工傷がないこと。

当店では これら比較的に劣化につながりやすい部分がない真珠を選んで扱っています。


●真珠の「輝き」とは

真珠の輝きは〈光沢〉と〈テリ〉に分かれます。

光沢は、表面がツルツルな状態。顔や瞳が映り込むような状態が良いとされます。

真珠の「テリ」 は干渉色と言うシャボンの表面の七色のような見え方を指します。

これらは実際に目でみて比較してみると一目瞭然で、テリの強い真珠は立体感が強調されて美く 存在感があるものなのです。

 

良い真珠の選び方

良い真珠とは 「見栄えの良い真珠」 と言えます。見栄えはテリが強いものほど美しく見えます。

真珠独特の美しさは、このテリの美しさにあるといっても良いかもしれません。

テリの強さや色は白い布の上、できれば太陽光、昼光色、電球色など複数の光源の下でご覧になられるとよくわかります。

 

●ルースで選ぶ場合

完璧なものは高価ですが、使い方にあった選び方がよいでしょう。

特に 「形」 と 「テリ」 と 「雰囲気」 が重要です。

珠を一つ一つ見ていると各々に独特の雰囲気があります。

情報は入れずに見て、自分の感性に呼びかけるもののある珠、なんとなく何度も手に取って見てしまう珠が あなたのためのパールかもしれません。

 

●ネックレスで選ぶ場合

真珠のネックレスは「大きさ」と「色」と「輝き」が重要です。

その人の首元に合った顔うつりの良さや大きさ、色がありますので、必ず複数のネックレスを肌にあてて見てください。

アコヤ真珠(冠婚葬祭を前提にした一般的な真珠ネックレス)の場合、

「キリッ」として引き締まった感じ  *「フワッ」と立体感のある感じ  *「ギラッ」っとテリが力強い感じ 

を注意してみて選んでみると良いかもしれません。

抽象的ではありますが当店では見比べることができます。百聞は一見にしかずです。

どれがお似合いになるのか、自身の目で確認してみてください。

似合う珠のサイズも色も、ネックレスの長さも人それぞれです

特に長さは一粒単位でお似合いになる長さが違ったりましますので当店では必ず調整しなおします。

なお、連相の場合、全体の珠のバランスが整っているかも重要です。

連相が良いとしっとりと落ち着いた端正な美しさを演出してくれます。

 

●イヤリング・ピアス用の真珠

耳用の真珠は「形」と「輝き」と 「一定方向からの見栄え」 が重要です。

直接耳たぶに装着するか(=直結)、ぶら下げて装着するか(=ブラ)によって選ぶ真珠は異なります。

たとえば直結で、形がボタン型であっても目立たないから構わない というのであれば、

きれいな珠でも真円のものよりも比較的安価に作ることができます。

また、イヤリングピアスはお顔の印象を調整(強調したり補正したり)することができるアイテムですので、

どのように見せたいかを意識して選ぶことも大切です。

●ペンダント用の真珠

「形」と「輝き」が一番重要です。

ペンダントは、体の中央でファッション全体のバランスをとる役割がありますので、大きさや形とともに

チェーンの長さや太さにも注意してみてください。

 

●リング用の真珠

リングは一番目立つので、全方向からきれいに見える真珠を選びましょう。

「大きさ」も重要です。手に合った大きさを全身映る鏡でよく見てください。

 

どんなパールが似合うのか    似合う真珠とは?

 

一般的な選び方は上で書いたとうりですが、では個人での選び方で重要な「似合うか」についてはどうなのでしょうか?

これは実物を首元にあてて見ないと本当にわかりません。

大きさも色調もその人のパーソナリティや肌の色調、顔だちなどによってもかわります。

小柄だから、やせてるから、大きなものは似合わない?意外ととそういう事ではないのです。

顔だちがハッキリして体も大柄だから大きなものが似合う?そうとは言い切れません。

同じような言葉で表現出来るタイプの人がいても、それが複数人居れば

雰囲気や見え方は一人一人で全く違い、服装や似合う色もまちまちであるはず。

であれば、似合うパールも同じことです。

 

本当に似合う一品を選ぶのであれば

実際に全身鏡の前で様々なタイプのパールをあてて見比べることができるお店で確認してみてください。

一つのネックレスの似合うか似合わないかを判断するのは案外難しいのですが、複数のものをひとつづつ合わせて確認するとわかりやすいものです。

また、長さについてもあてて見ないとわかりにくいのがパールネックレスです。

パールの連ネックレスは肌からの高さのあるジュエリーですので、長さが同じであっても珠の大きさで見え方が違ってきます。

首の長さや太さ、体とのつき方、肩へのラインなどの複合要素によって似合う長さも変わりますので、長さ調節をしてもらうのが良いでしょう。

できればご購入時には、パールをあわせるであろう服装、よく着る色合い、よく着る首周りの形の洋服でお試しになるのが良いかと思います。

喪やハレの日の使用を想定しているのであれば、その服と似た首元の開き具合と形状の洋服を着てお試しすると確実です。

 

*パール単体の色合いを一番美しく見せるのはバニラ色の布の上が良いとされてます*

 


真珠ネックレスの買い方

Step1:全身のバランスを見て今のあなたにマッチした大きさ、色の真珠ネックレスを決定します

Step2:大体きまった大きさ、色味の真珠ネックレスを数本ご覧いただきます

Step3:品質などのご要望に応じて、さらにご検討したい場合には後日に多くご用意することもできます

Step4:ご予算と考えあわせて一本のネックレスに絞り込みます

Step5:クラスプ(金具)を決め、ネックレスの長さを決めて、基本はその場で仕上げてのご納品です


◇◇◇真珠選びにおいての注意点◇◇◇

 

●一般論で真珠の大きさを決めない

⇒首元にネックレスをあてて全身鏡で確認し、全体のバランスの中でベストの大きさを見つけてください。

一般論は無意味です。

 

●8mmの真珠ネックレス の本当の大きさは?

⇒本当の大きさを確認してください。ネット通販などでは8.0~7.5mmと表記していることがありますが、

この場合正しくは「7.5mmの真珠ネックレス」です。

真珠のネックレスはほとんどの場合緩やかなグラデーションになっております。

裾の真珠が8mm以上、中央が8.5mm未満が「8mmの真珠ネックレス」です。

 

●「花○真珠」などの名称に惑わされない

⇒絶対的な評価基準ではない、と思ってよいです。どんなものでも評価は人間の目ですので、

どうしても上下の幅が出ます。

自分の目を信じるか、信じられるお店で説明を受けたうえで、納得して購入することを強くお勧めします。

 

●産地はあまり重要ではない

⇒産地より品質の良さが重要です。全く関係がないわけではありませんが「有名産地」だから「良品質」とは限りません。

 

●加工傷はありますか?と尋ねてみる

⇒強い光を当てないとわからない真珠内部の傷がある場合があります。

なぜ加工傷ができるのか?なぜ加工傷がよくないのか?販売員に質問してみてください。

加工傷は将来の劣化の原因になりかねません。程度の問題ではありますが、なるべく少ないほうが良いです。

 


※シーン別の真珠の「形」

基本的にパーティやハレの日など明るい雰囲気には色々なタイプで遊びのある形でもよいと思います。しかし

格式の高い場、おごそかな場の場合はあまり遊びの無い端正な真円タイプの一連がやはり一番です。




◇◇ルースからお作りする真珠のジュエリー◇◇

自由にお作りします。お手持ちのルースからもお作りいたします。ご相談ください。